カタクリから学ぶ山の現実

こんにちは、カテキョーパパです。

ゴールデンウィーク中の話です。
５月４日に熊本県砥用町の雁俣山の登山に行ってきました。
この山は、中腹に「カタクリ」の群生地があると有名で
この季節になると県内各地から観光客が訪れます。
ですが、登ってみて残念な様子を見てしまいました。


雁俣山の登山道入り口。ここには広い駐車場と山茶屋があり、初心者登山客にとってはありがたい。


３０分ほど上ったところで分かれ道が。
ここからは中腹を横切るように進んでいく。


群生地に到着
カタクリの花発見！５ｃｍほどのかわいい花です。
しかし、


あたりは、このような状態。
荒れ果ててしまい、カタクリの花はぽつぽつと点在数状態
とても群生地とはいえません。

登山道も、このように厳重にロープを張っていますが保全に努めたようですが、ときすでに遅しという感です。

原因は、カタクリの乱獲ともいわれていますが、
１０年前に比べて日がさして、影をこのむ植物が育ちにくい環境になっているようです。
このままでは、だめかもしれませんね。


外国の自然公園では入山料や人数制限をして人が入ることそのものを減らしているそうです。

いっけん、観光にならないようですが、こうすることで自然を維持しプレミアムをつけるといった効果があります。

日本の登山観光もそのような方向が必要かもしれませんね。